システム基本設定を保存または復元する
適切なライセンスが適用されている ztC Edge システムでは、完全なシステム管理者権限をもつユーザが ztC コンソール [基本設定] ページの設定 (つまりバックアップ ファイル) を保存することができます。このファイルはローカル コンピュータ上の保存先フォルダか、クラウドのフォルダに保存できます。その後必要に応じて、保存したファイルを選択し、[基本設定] の設定を復元することができます。
システムには [基本設定] の設定を保存および復元するための適切なライセンスが必要です。システムの最初のインストール時には、この機能が無効にされています。[基本設定] ページの [システム基本設定の保存] および [システム基本設定の復元] ウィンドウに、[基本設定] の設定を保存および復元するにはライセンスをアクティベートする必要があるというメッセージが表示されます。この機能を使用するには、ライセンスのアクティベーションを行う必要があります。

- First Name (名) および Last Name (氏)
- Company Email (会社電子メール) — ライセンスが適用されるシステムを所有している会社の電子メール アドレスを入力します。個人の電子メール アドレスは使用しないでください。
- Company Name (会社名) — ライセンスが適用されるシステムを所有している会社の名前を入力します。
- Company Phone Number (会社の電話番号) — ライセンスが適用されるシステムを所有している会社の電話番号を入力します。個人の電話番号は使用しないでください。
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Asset ID (アセット ID) — Stratus 登録カードに記載のアセット ID を入力します。
システムがインターネットにアクセスできる場合は次のステップ 1 に進みます。システムがインターネットにアクセスできない場合、インターネット アクセスのあるロケーションと、(インターネット アクセスのない) ztC コンソールのロケーション間でライセンス ファイルを移動させる必要があります。次の手順では USB フラッシュ ドライブを使う方法を示しますが、他の方法で行うことも可能です。USB フラッシュ ドライブを使用している場合、この手順を開始する前にドライブを入手して、 ztC コンソールを実行しているリモート管理 PC の USB ポートに挿入します。
- 左側のナビゲーション パネルで [基本設定] をクリックして [基本設定] ページを表示します。
- [管理ツール] の下で、[システム基本設定の保存] または [システム基本設定の復元] をクリックします。
- ウィンドウに、[基本設定] を保存および復元するには個別のライセンスのアクティベーションが必要であることを伝えるメッセージが表示されます。
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メッセージを読みます。システムがインターネットにアクセスできる場合、ライセンスの Web ページを開くリンクをクリックします。
注: システムを登録してその恒久ライセンスを入手する必要がある場合には、「システムを登録して恒久ライセンスを入手する」を参照してください。システムがインターネットにアクセスできない場合、次の手順を実行してライセンスの Web ページを開きます。
インターネット アクセスのないシステムの場合
- ライセンスの Web ページを開くリンクをクリックし、お使いのブラウザに適した方法でライセンス Web ページの URL をコピーします。
- テキスト ファイルに URL を貼り付けて、そのテキスト ファイルを USB フラッシュ ドライブに保存します。
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USB フラッシュ ドライブを取り出し、インターネット アクセスのあるコンピュータに移動します。
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このコンピュータの USB ポートに、USB フラッシュ ドライブを挿入します。
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テキスト ファイルを見つけて開き、ライセンス Web ページの URL をコピーします。
- ブラウザを開いてアドレス バーに URL を貼り付け、Web ページにアクセスします。
- Web ページに情報を入力して [Submit (送信)] をクリックします。
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[Download License (ライセンスのダウンロード)] ボタンが表示されたら、クリックします。システムがインターネットにアクセスできる場合は次のステップに進みます。
システムがインターネットにアクセスできない場合、ダウンロードしたライセンス ファイルを USB フラッシュ ドライブに保存して、フラッシュ ドライブを取り出します。コンソールを実行しているリモート管理コンピュータに戻り、USB フラッシュ ドライブを挿入します。
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ライセンスをシステムにアップロードします。まず、[基本設定] ページの [製品ライセンス] をクリックします。次に、システムに応じて次のいずれかの手順を実行します。
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インターネット アクセスのあるシステムでライセンスを自動的にアップロードするには、まず [基本設定] ページの [製品ライセンス] をクリックした後、[オンラインのライセンス チェック] の [ライセンスを今すぐチェック] をクリックします。新しくダウンロードされたライセンスは、自動的にシステムに適用されます。
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インターネット アクセスのないシステムでライセンスをアップロードするには
- [基本設定] ページの [製品ライセンス] をクリックします。
- [オフラインのライセンス チェックとライセンスの手動インストール] バーのオプションが表示されていない場合は、バーをクリックして表示します。
- [アクティベート済みライセンス キーのシステムへのインストール] で [ファイルの選択] をクリックし、ファイルを保存した場所に移動します。
- ファイルを選択して [開く] をクリックし、次に [アップロード] をクリックしてシステムにファイルをアップロードします。
これで [基本設定] の設定を保存および復元するための適切なライセンスがシステムに適用されます。
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- 左側のナビゲーション パネルで [基本設定] をクリックして [基本設定] ページを表示します。
- [管理ツール] の下で [システム基本設定の保存] をクリックします。
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[システム基本設定の保存] の下で、次のいずれかを選択します。
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このコンピュータ上のファイルにシステム基本設定を保存する
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クラウドのファイルにシステム基本設定を保存する — これを選択すると、ztC コンソールを実行しているリモート管理コンピュータがインターネットに接続している場合は、次のメッセージが表示されます。
Stratus カスタマ サービス ポータルにログオンしてアカウントを認証します。Stratus カスタマ サービス アカウントのユーザ名とパスワードを入力します。リモート管理コンピュータがインターネットに接続していない場合、ログイン用のフィールドは表示されません。代わりに、インターネット接続が利用不可であるためファイルを保存できないことを示すメッセージが表示されます。
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必要に応じて、次のフィールドに情報を入力します。
- ファイル名 — このフィールドにはデフォルトのファイル名が表示されます。形式は ztC_<アセット ID>_preferences_yyyy-mm-dd-hh-mm-ss.zip です。ファイルを保存した後でも、必要に応じてファイル名は変更できます。
- 説明 — 説明を入力します (オプション)。
- キーワード — デフォルトではキーワード <システム ID> が表示されます。デフォルトのキーワードを変更したり、キーワードを追加することができます。合計 3 つのキーワードを指定できます。
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次のいずれかのボタンをクリックします。
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保存 — ファイルがデフォルトのファイル名で保存されます。あるいは必要に応じてファイル名を変更できます。
ファイルをローカル コンピュータに保存する場合、デフォルトの場所を使用するか、別の場所に移動します。(デフォルトの保存場所はブラウザで設定されています。)
ファイルをクラウドに保存している場合、ユーザ名とパスワードが正しく検証されると、ファイルが作成されてユーザのクラウド アカウントに保存されます。フォルダの名前は <アセット ID> です。
- クリア — [説明] フィールドと [タグ] フィールドをクリアします。また、ファイルをクラウドに保存している場合、ファイル名はデフォルトの名前にリセットされ、ユーザ名とパスワードがクリアされます。
正しく保存されると、「システム基本設定が保存されました。」というメッセージが表示されます。
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- 左側のナビゲーション パネルで [基本設定] をクリックして [基本設定] ページを表示します。
- [管理ツール] の下で [システム基本設定の復元] をクリックします。
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[システム基本設定の復元] の下で、次のいずれかを選択します。
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このコンピュータ上に保存されたファイルからシステム基本設定を復元する —
- [ファイルの選択] をクリックして、デフォルトの保存ディレクトリにあるファイルのリストを、保存されている zip ファイルも含めて表示します。必要な場合は別のディレクトリに移動してください。
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復元する基本設定を含むファイルをスクロールして選択し、ファイル名をクリックします。次のような表が表示されます。
ファイル名 ztC_<アセット ID>_preferences_yyyy-mm-dd-hh-mm-ss.zip ソフトウェア バージョン <バージョン番号> 説明
<説明> キーワード
<キーワード>
復元された基本設定に「ユーザとグループ」が含まれる場合、次の情報も表示されます。
Active Directory の資格情報 「ユーザとグループ」の設定を復元するには、Active Directory の資格情報が必要です。 選択したファイルにある設定を復元するには、[次へ] をクリックします。
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クラウドに保存されたファイルからシステム基本設定を復元する — これを選択すると、リモート管理コンピュータがインターネットに接続している場合は、「Stratus カスタマ サービス ポータルにログオンしてアカウントを認証します。」というメッセージと、[ユーザ名] ボックスおよび [パスワード] ボックスが表示されます (アカウントにまだログインしていない場合)。リモート管理コンピュータがインターネットに接続していない場合は、インターネット接続が利用不可であることを示すメッセージが表示されます。
Stratus カスタマ サービス アカウントのユーザ名とパスワードを入力して [ログイン] をクリックします。
接続が確立されると、次の表が表示されます。
アセット ID の選択 ID の検索 システム基本設定を復元する元のファイルを選択 アセット ID
ファイル名 時刻 <アセット ID>
<ファイル名>
<時刻> <アセット ID>
<ファイル名>
<時刻> [アセット ID] 列には <アセット ID> フォルダのリストが表示されます。[ファイル名] 列には <アセット ID> フォルダ内にあるファイルが表示され、[時刻] 列にはファイルの保存時刻が表示されます。
さらに、「システム基本設定を次から復元しています:」の表も表示されます。
ファイルを検索するには、[ID の検索] ボックスにファイル名を入力します。
ファイルを選択するには、該当する <アセット ID> をクリックし、次に適切な <ファイル名> をクリックします。[次へ] をクリックして、選択したファイルから [基本設定] の設定を復元します。
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[復元するシステム基本設定を選択します] ウィンドウが開いて基本設定のリストが表示されます。
注:デフォルトでは、次を除くすべての基本設定が選択されています。
- 製品ライセンス
- 日付と時刻
- ユーザとグループ — [ユーザとグループ] を選択すると、Active Directory のユーザ名とパスワードを入力するためのウィンドウが表示されます。
- セキュアな接続 — HTTP/HTTPS の設定を変更すると、システムへの接続が失われ、再度ログインが必要になります。
- iptables セキュリティ — [iptables セキュリティ] を選択すると、復元されたルールを現在のルール セットに付加するか、現在のルール セットを上書きするかを尋ねるウィンドウが表示されます。
- IP 構成 — [IP 構成] を選択し、その IP 構成が変更された場合、システムへの接続が失われ、再度ログインが必要になります。
復元対象ではない基本設定のチェックボックスはすべてオフにします。
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[リストア] をクリックして選択した基本設定をシステムに復元するか、[戻る] をクリックして前のウィンドウに戻ります。いったん [リストア] をクリックすると、処理をキャンセルすることはできません。
[復元ステータス] 列に、復元のステータスが進行中、完了済み、一部完了、または失敗として一覧されます。復元プロセスが完了すると、次のメッセージが表示されます。
完了。上記の基本設定が正常に復元されました。 - [完了] をクリックします。最初の [システムの基本設定の復元] 画面が再び表示されます。