Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 リリース ノート

これらのリリース ノート (2020/05/28 10:07 に更新) は、ztC Edge システム上で稼働する Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 を対象とします。次のセクションを参照してください。

新しい機能と機能強化

Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 の新機能は次のとおりです。

Stratus Redundant Linux リリース 2.0.1.0 の新機能

詳細については、「Stratus Redundant Linux リリース 2.0.1.0 の新機能」を参照してください。

Stratus Redundant Linux リリース 2.0.0.0 の新機能

詳細については、「Stratus Redundant Linux リリース 2.0.0.0 の新機能」を参照してください。

修正されたバグ

Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 で修正されたバグ

EV-50970: USB を取り出した後、引き続きユーザ インタフェースに表示される場合がある。USB デバイスをゲストに接続しようとすると、正しくない USB が接続される場合がある。

EV-50954: 停電の後に単一ノード システムへの電源が復旧された場合、USB デバイスが接続されている VM がブートしない。

EV-50772: リリース 1.3.0 (CentOS 7.5) からリリース 2.1.0 (CentOS 7.7) へのキット アップグレード中、node0 から node1 へマイグレーションする際、Microsoft Windows Server 2016 を実行している HA VM がクラッシュする。

EV-50699: SNMP が構成されていない場合でも、SNMP サービスが実行中のため、セキュリティ スキャンに失敗する。

EV-50555: コンソールで静的な IP アドレス (DNS) を変更した後にシステムをリブートすると、resolv.conf で以前の IP アドレスが更新される。

EV-50407: biz ネットワークをリセットするタイミングを決定するアルゴリズムで、biz ネットワークがその速度を再ネゴシエーションするのに最大 24 時間を要する。

EV-50330: 初期展開で、リブートを行うまでの間 node0 上でibiz0 リンクの速度が 10 Mbps に設定される。

EV-50232: 日本語版の仮想 CD の作成ウィザードでテキストとボタンが文字化けする。

EV-50224: Active Directory ユーザがドメイン管理者の権限を必要とする。

EV-50213: VMware エクスポートされた VM を読み込むと、コンソールで「ボリュームの読み込みに失敗した」ことが報告される。

EV-50145: ドイツ語版 Windows でゲストのモニタリング機能のすべての値が「検出不可」と表示される。

EV-49949: VM 固有の axstore 設定がノードの電源サイクル時に削除されるが、単なるノードのリブート時には削除されない。

EV-49947: システムを 7.6.0.0/2.0.0.0 にアップグレードした後、システムが一部の e アラート、call-home メッセージ、SNMP トラップを送信しなくなる。

EV-49916: virt-p2v 1.36.10 を使用する P2V が、ディスク転送の試行時に「パーティションをディスクの外に設定できない」というエラーで失敗する。

EV-49898: vmdk ファイル名に「disk」が含まれていないと、エクスポートされた VMware VM のインポートが失敗する。

EV-49881: DNS サーバが応答しない場合、管理ポートの接続が失われたことを伝えるアラートが送信され、ポートの状態が「ネットワークとの接続を失った」という警告に変更される。

EV-49868: インゲストのシャットダウンの後で、USB デバイスが接続された VM がブートしない。

EV-49795: VM の単一ノードのリカバリを実行できない。

EV-49380: ゲストに大容量の断片化されたボリュームがある場合、ノードのリブート後、コンソールにアクセスできない。

EV-49361: 診断ファイルを生成しようとすると、プライマリ ノードでメモリ不足のエラーが報告されることがある。

EV-49041: ノードの交換中にノードがルートのマウントに失敗する。

EV-47842: 仮想マシンの再プロビジョニング ウィザードが、初期にストレージ グループの利用可能サイズに非常に近いコンテナサイズ値を受け入れるにもかかわらず、その後で容量不足のエラーを報告する。

Stratus Redundant Linux リリース 2.0.1.0 で修正されたバグ

詳細については、「Stratus Redundant Linux リリース 2.0.1.0 で修正されたバグ」を参照してください。

Stratus Redundant Linux リリース 2.0.0.0 で修正されたバグ

詳細については、「Stratus Redundant Linux リリース 2.0.0.0 で修正されたバグ」を参照してください。

修正された CVE

修正された CVE のリストについては、「修正された CVE」 を参照してください。

重要な考慮事項

リリース 2.1.0.0 へのアップグレード

Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 にアップグレードするには、システムで実行中のリリースに適したアップグレード パスに従ってください。

システム ソフトウェアのバージョンを特定する

ztC Edge システムで実行している Stratus Redundant Linux のバージョンを特定するには、そのシステムの ztC コンソールにログオンし、マストヘッドでシステム情報をチェックします。

ocean.abc.com
IP: 123.109.50.34 | Asset ID: ze-12345
Version: n.n.n-nnn

あるいは、[基本設定] ページの [ソフトウェア更新] をクリックする方法でも、システム上の Stratus Redundant Linux ソフトウェアの現行バージョン番号を表示することができます。

ソフトウェア リリースの番号がリリース 2.1.0.0 よりも低い場合、Stratus Redundant Linux 2.1.0.0 アップグレード キットを [Downloads (ダウンロード)] ページ (https://www.stratus.com/services-support/downloads/?tab=ztcedge) からダウンロードして、システムのソフトウェアをアップグレードしてください。詳細は、「アップグレード キットを使用して Stratus Redundant Linux ソフトウェアをアップグレードする」を参照してください。

Intel Active Management Technology (AMT) for Lights-Out のサポートを使用する

ztC Edge システムには、リモート電源管理、リモート コンソール、およびリモート メディアのための Intel Active Management Technology (AMT) lights-out のサポートが組み込まれています。AMT の構成と制限事項についての重要な情報は、KB-8219 を参照してください。

ztC Edge システムを再展開する

ztC Edge システムを再展開すると、システムのネットワーク設定をクリアして、別のネットワークでの展開用に準備することができます。システムを新しいネットワークに移動する必要がある場合、移動する前にシステムを再展開してシャットダウンします。「ztC Edge システムを再展開する」を参照してください。

システムを再展開する場合、以下の問題と解決方法に注意してください。

ztC Edge ノードを個別の物理サイトで展開する

ztC Edge システムを展開する際、同じサイトで両方のノードを展開して各ノード上の青 (A2) と黄色 (A1) のネットワーク ポート間の A-Link を直接接続する必要があります。冗長性を高めるために、各ノードが個別の物理サイトにある自動ローカル サイト復旧 (ALSR) 構成を用いて ztC Edge システムをセットアップしたい場合は、Stratus 認定サービス業者にヘルプを依頼してください。ALSR 構成は地理的に距離があることから、コンポーネントの配置とネットワーク トポロジを注意深く計画する必要があります。

既知の問題

USB 3.1 デバイスがサポートされない

USB 3.1 デバイスはサポートされません。代わりに USB 3.0 デバイスを使用してください。

VM のインポート時の最大パス長

仮想マシンのインポート/リストア ウィザードを使って VM をインポートする場合の VM の最大パス長は、[リモートまたはネットワーク Windows 共有経由からインポート (CIFS/SMB)] および [リモートまたはネットワーク NFS からインポート] オプションを使用する際は VM 名を含めて 4096 文字です。

OVF ファイルのインポートが失敗する場合がある

OVA ファイルのインポートを開始した後にノードがメンテナンス モードに切り替わったり電源が切断された場合、OVA のインポートが失敗し、それ以降に試行されるすべての OVA ファイルのインポートも失敗します。この問題を解決する方法の詳細については、KB-10034 を参照してください。

Linux VMware OVA ファイルをインポートした後はネットワーク情報を手動で構成する

Linux VMware OVA ファイルをインポートすると、ネットワーク インタフェースおよび networks-scripts ファイルが変更されます。ファイルをインポートした後、以下の手順を使ってネットワーク情報を手動で構成する必要があります。

  1. [仮想マシン] ページで、VM を選択します。

  2. 下部パネルの [コンソール] をクリックして VM のログイン ページを開きます (詳細については、「仮想マシン コンソールのセッションを開く」を参照してください)。

  3. VM にログインします。

  4. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  5. ifconfig コマンドを実行します。コマンドの出力で、ip address が仮想ネットワーク インタフェース eth0 に割り当てられているかどうか確認します。

  6. ip addresseth0 に割り当てられていない場合、/etc/sysconfig/network-scripts ディレクトリの内容をリスト表示します。

  7. ifcfg-xxxx (ただし ifcfg-lo を除く) の値を書き留めます。

  8. ifcfg-xxxx の名前を ifcfg-eth0 に変更します。

  9. ifcfg-eth0 ファイルを編集し、DEVICEONBOOT の値を次のように変更します。

    DEVICE=eth0
    ONBOOT=yes

    ファイルを保存します。

  10. 次のコマンドを実行してネットワーク サービスを再起動します。

    systemctl restart network
  11. ifconfig コマンドを使用して IP の割り当てを確認します。コマンドの出力で、ip addresseth0 に割り当てられていることを確認します。

「USB からインポート」の検索結果にさまざまなディレクトリ内の OVA ファイルが一覧される

仮想マシンのインポート/リストア ウィザードで [USB からインポート] を選択して OVA ファイルをインポートする場合、[ファイルの検索] ボックスにファイル名またはその一部を入力することができます。このボックスには、入力された名前に一致する、さまざまなディレクトリに保存されている OVA ファイルが一覧されます。

OVA ファイルをインポートする方法の詳細については、「OVF または OVA ファイルをインポートする」を参照してください。

UEFI VM コンソール セッションの最大解像度

ztC コンソール[仮想マシン] ページで、VM コンソール セッションを開いて VM で実行中のゲスト オペレーティング システムのコンソールを表示できます。コンソール セッションを開いて UEFI ブート タイプのゲスト VM にアクセスした場合、コンソール セッションの最大解像度は 800x600 です。これより高い解像度を得るには、リモート デスクトップ接続を使って VM に接続してください。

vmgenid サポートを有効にするには VM を再起動する

アップグレード キットを使用してシステムを Stratus Redundant Linux リリース 2.1.0.0 にアップグレードした後、Windows Server 2019、Windows Server 2016、または Windows Server 2012 を実行する VM 上で vmgenid のサポートを有効にするには、VM を再起動する必要があります。したがって、そのような VM はアップグレード後に再起動して、vmgenid のサポートを有効にしなければなりません。

コンソール ブラウザが Microsoft Edge の場合、VCD の作成に失敗する

Microsoft Edge を ztC コンソール用のブラウザとして使用している場合、VCD を作成できず、処理が失敗します。代わりに、別の対応するブラウザを使用してください (「対応しているインターネット ブラウザ」を参照)。

VMware VM をインポートするには、オペレーティング システムのシャットダウン コマンドを使用する

VMware VM をインポートする場合、VMware のコンソールから電源をオフにするのに加え、オペレーティング システムのシャットダウン コマンドを使って VM をシャットダウンする必要があります。VMware のコンソールだけを使って VM をシャットダウンすると、インポートは失敗します。

単一ノード システムで、VM 作成ウィザードの追加された vCPU の表示が誤っている

単一ノード用のライセンスが適用されたシステム上に VM を作成する際、VM 作成ウィザードには、指定した数の vCPU に 2 つの vCPU を追加していると表示されます。しかし、いったん VM が作成されると、ユーザが指定した数の vCPU が VM に接続されます。誤って表示された追加の 2 つの vCPU は追加されません。

デュアルノード構成のシステムにアップグレードした後、VM に警告アイコンが表示される

単一ノード用のライセンスが適用されたシステムを、2 つのノード用のライセンスが適用されたシステムにアップグレードする際、VM は実行中のままになりますが、ダッシュボードには VM の状態が警告アイコン () で表示されます。この警告は、アップグレード中にはシステムが A-Link1 を追加しないため、VM が 1 または 0 個の A-Link で実行されていることを示します。

問題を回避するには、アップグレードの前に VM を停止し、アップグレードの後で VM を再起動します。この問題が発生したら、アップグレードの後に VM を停止してから再起動してください。

IE10、IE11、Firefox のコンソールでの日本語キーボード 106 および 109 のマッピングが正しくない

IE10、IE11、Firefox を使用して ztC コンソールにアクセスする場合、日本語キーボード 106 および 109 のマッピングが正しくない可能性があります。代わりに、Chrome またはリモート接続ソフトウェア (VNC または RDP) を使用してください。

モニタリングを有効にして VM をマイグレーションすると "応答なし" になる

VM のモニタリングが 3 つすべてのパラメータ (CPU、メモリ、ディスク) に設定されている状態で VM をもう片方のノードにマイグレーションすると、[モニタ] タブに「ゲスト エージェントから応答がありません。」と表示されます。ゲスト エージェントが再接続するまで数分かかる場合があります。

A-Link がオフラインの場合、VM がパフォーマンス劣化ではなく破損として報告される

A-Link ケーブルまたはネットワークが 1 つのノードで切断されていると、VM に別のアクティブな A-Link 接続がある場合でも、ztC コンソールでそのノード上の VM の状態が破損 () として報告される可能性があります。VM の可用性に影響はありません。

取り出した VCD が Linux ベースの VM でコンソールに引き続き表示される

ztC コンソールを使用して Linux ベースのゲスト オペレーティング システムを実行する VM から VCD を取り出した場合、ゲスト オペレーティング システムで VCD が表示されたままになることがあります。必要な場合はゲスト オペレーティング システムで VCD を取り出して、VCD を非表示にします。

一部のブラウザで https の使用中に VNC を接続できない

Microsoft Internet Explorer または Mozilla® FireFox® ブラウザで https URL を使って ztC コンソールに接続している場合、[仮想マシン] ページで実行中の VM を選択してから [コンソール] をクリックすると、「VNC: Unable to connect, retrying in n seconds (VNC: 接続できません。n 秒後に再試行します)」というメッセージが表示されます。VNC 接続を有効にするには、マストヘッドの右上角にある VNC コンソール ページへの https リンクをクリックして、次の手順から適切なものを選択して続行します (お使いのブラウザのバージョンによって手順が異なる可能性があります)。

VNC コンソールが表示されます。

ノード IP アドレスやネットマスク ネットワーク設定を変更するとリブートが必要になる

「IP 設定を構成する」の説明に従ってノードの IP アドレスやネットマスクの設定を変更する際、ノードをリブートするまでは古い設定と新しい設定の両方が有効になります。両方の設定が有効な場合、ルーティングや接続の問題につながる可能性があります。

マニュアルの更新内容

リリース 2.0.0.0 以降、オンライン ヘルプをドイツ語、日本語、中国語およびポルトガル語で利用することができます。

Stratus ナレッジ ベースの記事にアクセスする

Stratus カスタマ サービス ポータルは、ztC Edge システムおよび Stratus Redundant Linux ソフトウェアを含む Stratus の全製品に関する技術的な記事を収めた検索可能なナレッジ ベースを提供します。状況によっては、リリース ノートでこれらのナレッジ ベース記事を直接参照する場合もあります (例: KB-nnnn)。カスタマ サービス ポータルおよびナレッジ ベースの記事にアクセスするには、既存のサービス ポータル資格情報を使用するか、次の手順に従って新しいユーザ アカウントを作成してください。

ナレッジ ベースにアクセスするには

  1. Stratus カスタマ サービス ポータル (https://support.stratus.com) にログオンします。

    必要な場合は次の手順で新しいアカウントを作成します。

    1. [Register Account (アカウントの登録)] をクリックします。
    2. 勤務先の電子メール アドレスと連絡先情報を入力して [Register (登録)] をクリックします。

      勤務先電子メール アドレスには Stratus の登録顧客企業のドメイン名 (たとえば「stratus.com」) を含める必要があります。

    3. Stratus から受け取った電子メールに記載されているリンクをクリックします。
    4. 新しいパスワードを入力してアカウントの構成を完了します。

    アカウントの作成に関してヘルプが必要な場合は Stratus 認定サービス業者に連絡してください。

  2. サービス ポータルで左側パネルにある [Knowledge Base (ナレッジ ベース)] をクリックします。
  3. [Keyword Search (キーワード検索)] ボックスに、必要な情報に関連するキーワードを入力してから、[Search (検索)] をクリックします。

    記事番号 (KB-nnnn) で記事を検索するには、[Advanced Search (高度な検索)] をクリックします。[Search by ID (ID で検索)] の横に記事の ID 番号 (nnnn) を入力して [表示] をクリックします。

ヘルプ情報

ztC Edge システムに関する技術的な質問がある場合、[Downloads (ダウンロード)] ページ (https://www.stratus.com/services-support/downloads/?tab=ztcedge) にある最新の技術情報およびオンライン マニュアルを参照してください。ナレッジ ベースStratus カスタマ サービス ポータル (https://support.stratus.com) でも検索できます

オンライン マニュアルを参照しても疑問点が解決されず、システムにサービス契約が適用される場合には、Stratus 認定サービス業者まで問い合わせてください。詳細については、ztC Edge サポート ページ (https://www.stratus.com/services-support/customer-support/?tab=ztcedge) を参照してください。