故障した物理マシンを復旧する (手動)

注意事項: ztC Edge システム内の 1 台の PM を復旧または交換する必要がある場合、『ztC Edge 100i/110i システム: ノードを交換する (R013Z)』または『ztC Edge 200i/250i システム: ノードを交換する (R019Z)』の手順を使用してください。(必要な場合、「物理マシンを交換する (自動)」を参照してください。) Stratus 認定サービス業者から特に指示を受けた場合を除き、このトピックに記載されている手動の手順は使用しないでください。

物理マシン (PM)、つまりノードの復旧は、PM がブート不可能になったり、ztC Edge システムで PM として機能しなくなった場合に行います。状況によっては、ztC Edge コンソールに故障した PM の状態が「アクセス不可能 (同期中/退去中)」と表示されることもあります。

PM を復旧するには、PM が実行していた Stratus Redundant Linux リリースを再インストールする必要があります。ただし、故障した PM の復旧は最初に行うソフトウェアのインストールとは異なります。復旧操作ではすべてのデータが維持されますが、/boot および root ファイル システムの再作成、Stratus Redundant Linux システム ソフトウェアの再インストール、および既存のシステムへの接続試行が行われます。(システム ソフトウェアの復旧ではなく物理的な PM ハードウェアの交換が必要な場合、「物理マシンを交換する (手動)」を参照してください。)

システム ソフトウェアを再インストールするには、システムが交換ノードをプライマリ PM 上の一時的な Preboot Execution Environment (PXE) サーバから自動的にブートできるように設定します。各 PM に一番最近インストールされたソフトウェア キットの完全なコピー (ztC Edge コンソール[アップグレード キット] ページに記載) が含まれている限り、PXE ブート インストールを使ってどちらの PM からでもそのパートナー PM の復旧を開始できます。必要な場合、交換ノードを USB インストール メディアから手動でブートすることもできます。

インストールに使用するメディアに応じて、PXE または USB インストールのいずれかの手順を使用します。

注意事項: 復旧手順を行うと、PM のホスト オペレーティング システムにインストールされている全ソフトウェアと、復旧前に入力したすべての PM 構成情報が削除されます。この手順を完了した後は、ホストレベルの全ソフトウェアを手動で再インストールして、元の設定に一致するよう PM を再構成する必要があります。
前提条件:  
  1. 復旧が必要な PM を判断します。
  2. USB メディアを使って交換 PM にシステム ソフトウェアをインストールする場合、「システム ソフトウェアの USB メディアを作成する」の説明を参照してブート可能な USB メディアを作成します。

    USB メディアを作成する際は、必ず一番最後にインストールしたアップグレード キットを含めてください。たとえば、ztC Edge コンソール ウィンドウのマストヘッドに表示されたリリースが 1.2.0-550 である場合、550 がビルド番号となり、[アップグレード キット] ページで USB メディアの作成用に選択するキットのバージョンは 1.2.0-550 にする必要があります。システムでターゲット PM 上に異なるビルドが検出された場合、ユーザ操作なしで自動的に復旧プロセスがオーバーライドされ、ターゲット PM 上のすべてのデータを初期化して、PXE ブート インストールを使って一番最近インストールされたソフトウェア キットが PM に再インストールされます。

  3. USB メディアを使用する場合、キーボードとモニタを交換 PM に接続してインストール手順を監視し、設定を指定します。

関連トピック

「メンテナンス モード」

「物理マシンを管理する」

「ztC Edge コンソール」

「[物理マシン] ページ」